コマンドマガジン日本版
特別復刻版 第1号
『WHEN TIGERS FIGHT』
発売日:2011年9月5日
価 格:3,780円(税込)
Copyright © 1994, XTR Corp. 2011, Kokusai Tsushinsha Co.,Ltd. Game Design: L. Dean Webb
『WHEN TIGERS FIGHT』 (ディーン・ウェッブ)
コマンドマガジン日本語版創刊号
雑誌とゲームを新装丁で復刻
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▲マップ(A1判/全体) |
「コマンドマガジン日本版特別復刻版」は、コマンドマガジンのバックナンバーを、ゲームのみでなく雑誌と共に復刻させたものです。
復刻に当たって、ゲームはコンポーネントを一新。駒を扱いやすい12.5mm角に変更し、チャートやプレイ上参照の必要の多い情報をマップ上に納めるなど、よりプレイアブルになっています。
また、ヴァリアントゲーム『マッカーサー、もう一つの賭け──福州』も収録しました。誌面はアメリカのゲーム雑誌に近い体裁で、諸般の事情から創刊号に収録できなかったカバー・ストーリーも収録しています。
ゲーム『WHEN TIGERS FIGHT(両虎争闘)』は、1944年から45年にかけての、アジア大陸における日本軍の攻勢(インパール作戦と一号作戦)がテーマです。敵の質と状況の異なる二つの戦線で、日本軍は戦果を上げねばなりません。インドでの勝利は、中国軍の補給線を絶つことにつながるのです。
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▲マップ(長沙付近) | ▲マップ(インパール付近) | ▲ユニット(全体) | ▲ユニット(一部抜粋) | |||
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※クリックで拡大画像を見ることができます。 |
インドに攻め込んで重慶政府の命脈を絶つ
日本陸軍乾坤一擲の大作戦!
1941年から42年にかけての大規模な電撃戦を実行するため、日本軍は中国戦線から優秀な部隊を引き抜いたが、それが可能なほど大陸の戦いは小康状態に入っていた。中国共産党軍は軍事的な全面対決ではなく、日本軍占領地域でゲリラ戦を展開する長期戦略を採用していた。国民党軍は士気阻喪状態に陥るほどの大打撃を被っており、戦闘能力を失っていた。
西側諸国に対する最初の攻撃で、日本軍は地理的目標の全てを占領し、対峙した敵部隊をことごとく潰走させたが、それでも不十分だった。中国は補給線を保持していたのである。インド北東部のディマプールとジョルハートからヒマラヤ(「ハンプ(こぶ)」と呼ばれた)越えの空路で、攻勢に出るには足りないが、国民党軍を崩壊から救うには十分な物資が運ばれていた。
1944年には、連合軍はビルマとフィリピンを奪回する準備ができていた。さらに中国南部に日本本土を射程に収める爆撃機基地を建設、「銃後」を最前線に変えていた。日本軍はあらゆる戦線で敗退、帝国の版図も1941年当時のそれより小さくなりつつあった。圧迫されていたのは戦線だけではない、備蓄POLも、再び数カ月分を残すのみとなっていたのだ。
だが、驚くことに、日本軍は1941年同様に1944年も攻勢に打って出た。一連の攻勢が計画通りにいけば、中国を戦争から脱落させ、中国戦線に投入している兵力を、アメリカ、イギリスとの戦いに転用できるはずだった。
(戦史記事より)

COMPONENT
◇ 本誌48ページ(ルール16ページ) | ◇ A1判マップ 1枚 | ◇ カウンターシート 1枚(12.5mm角) | ||
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付録ゲーム:『両虎相闘:When Tigers Fight』 1944年、インド及び中国における日本軍の攻勢と連合軍の反撃を再現 ヴァリアント・ゲーム『マッカーサー、もう一つの賭け──福州』 朝鮮戦争終盤にマッカーサーによって計画された国民党軍による逆上陸作戦 |