◆付録60シリーズゲーム第3弾:『三十年戦史』 (中嶋 真)
●ゲーム概要
1618年、ヨーロッパは旧教(カトリック)、新教(プロテスタント)2勢力に別れ、30年にも及ぶ長い戦争を繰り広げました。これが主にドイツを舞台とした三十年戦争です。『三十年戦史』は、2人のプレイヤーで再現できるミニゲームで、同戦争を扱うゲームとしては、もっとも手軽なシステムとなっています。システムは名作『太平記』をベースとしていますが、複雑な外交や、ヨーロッパ史に特徴的な河川支配の特典、そして宗教など、この戦争を特徴づけるエッセンスもふんだんに盛り込まれています。デザイナーは中嶋真 氏。ユニットは自作する必要がありますが、コマンドマガジン第59号(10月20日発売)に打ち抜きカウンターとして添付する予定です。
◆特集◆
・『Napoleonic Wars(GMT)』徹底攻略ガイド&リプレイ ―疲弊する欧州―
・『赤い夕陽のナポレオン(CMJ#52)』デザイナーズガイド
・『Napoleon at the Berezina』 プレイガイド
・『Kesselschlacht:第1装甲軍の死闘(AtO#3)』 投稿リプレイ
・「Tactical Combat Series(Gamers)』ゲームインストラクション
掲載ゲーム和訳
『Napoleon at the Berezina』
Against the Odds#4
〈ユニット〉
●フランス部将「テュレンヌ」が「★★」ですが、「★☆」が正当です。
●トルステンソンは新教徒です。このゲームには無宗教という武将は存在しません。
〈チャート〉
●「帝国諸侯家外交表」出目3が「ザクセン”王”家」になっていますが「ザクセン”公”家」が正当です。
P.51〈プレイガイド〉
右3段目 「旧教同盟の心臓部バイエルン~オーストリア~ボヘミア」は、「バイエルン~オーストリア~ハンガリー」の誤りです。
下段 外交フェイズの手順でヴァレンシュタインとヴィルヘルム5世が登場していますが、傭兵隊長および帝国諸侯家の武将が外交フェイズにいきなり盤面に登場することはありません。他の手順には間違いはありませんが、その点を踏まえてお読み下さい。