バルバロッサ作戦が失敗に終わり、ソ連撃滅に失敗したドイツは1942年の夏に再度攻勢に出た。この「青作戦」の目標は二つあり、一つはスターリングラード周辺でヴォルガ川西岸に到達すること、そしてもう一つはコーカサス地方を越えてソ連の油田地帯であるバクーを占領することにあった。
コーカサスを目指す枢軸軍A軍集団は7月25日にロストフを占領。油田占領のために南進を開始する。枢軸軍の猛攻を受けてソ連軍は戦線を後退させることになったが、次々と増援をコーカサスの大地に送り込み、反撃の準備を整えつつあった。
【付録ゲーム】
『コーカサスキャンペーン The Caucasus Campaign』
(ゲームデザイン:マーク・シモニッチ)
『コーカサスキャンペーン』は1942年に起こった枢軸軍のカフカス(コーカサス)侵攻を扱ったゲームです。ゲームはロストフの占領後から開始し、そこから北方に位置するスターリングラードでソ連軍の攻勢が開始された11月中旬までの時期を扱っています。オリジナルはGMT社から2009年に発表された作品で、このテーマと戦域をあつかうゲームが少ないことからも注目を集めました。
元々はボックスゲームながら使用するカウンター数とマップがコンパクトにまとまっていることや、プレイアビリティの高い作品だったこともあり、マップの意匠はGMT社の美しいデザインをそのまま利用し、日本語化しています。
また付録化にあたり、日本語版のヴァリアントユニットを準備(一部のユニットの背景色を変更、レンドリース部隊のイラストを変更)。日本語版ならではの要素も加わり新たな楽しみも得られるようになっています。
ゲームスケール
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1ヘクス=約29m
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1ユニット=旅団、師団、軍団、軍、方面軍
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プレイヤー数=2人
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プレイ時間=360分程度
内容物(雑誌除く、付録分)
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駒160個2枚(15mm角)
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マップ1枚 (A1判1枚)
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チャート1枚(両面カラー)
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ルールブック1冊(24頁)
ゲーム情報
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ルール難度:普通
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ソリテア性:非常に高い
CONTENTS
本誌72ページ(フルカラー)
■特集
- ●石油からみた「青号」作戦(大木毅)
- ●リプレイ コーカサスの虜(山内克介)
■NEXT ISSUE
- 次号予告 伊江島の戦い
■READ & PLAY
- ●二つの歓喜峰(山内克介)
- ●機動のゲームから機略のゲームへ(鹿内靖)
- ●"Speak Softly and Carry a Big Stick”(倉元栄一)
- ●Imperial Struggle(諸岡幸治)
■SCENARIO
■WAR HISTORIES
■COLUMNS
- ●復活! 男泣き戦争映画塾(山内克介)
- ●ユニットよもやま物語(生駒望人)
- ●ゲームから本へ、本からゲームへ(桂令夫)
- ●ウォーゲーム・メカニクス(堀場亙)
- ●若武者参陣 歳をとる楽しみ(岩永秀明)
- ●野獣げぇまぁ拡大版(徳岡正肇)
- ●あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界(生江秀一)
- ●ガチャを回すな! ゲームを買え!(諸岡幸治)
- ●新兵★通信
■NEW COMERS
DOWNLOAD
プレイ・エイド〈セットアップカード〉(サイズ:1.9MB、ファイル形式:pdf)
[8.20 UPDATE]
プレイ・エイド〈ソ連軍無作為増援表〉(サイズ:3.4MB、ファイル形式:pdf)
[8.20 UPDATE]
