紀元後180年頃から280年頃までにかけての中国は、幾人もの英雄が活躍し、そして消えていった戦乱の時代だった。その中で頭角を現し、勢力を拡大した曹操・孫権・劉備の3人は、それぞれ魏・呉・蜀を建国。大陸の覇権を懸けて衝突を繰り返していたことから、後世の人はこの頃を三国志の時代と呼ぶ。最終的には魏が蜀を滅ぼし、魏は司馬一族によって滅ぼされて晋となり、その後、呉も晋によって滅ぼされてこの時代は終わる。この時代を生きた英傑たちの偉業は語り継がれ、今なお多くの人を魅了している。もし曹操・孫権・劉備のいずれかになれたなら、どのように戦い、どの地で建国し、どのような英傑たちと大陸の覇権を懸けて戦うだろうか。そしてその先にはどのような結末が待っているのか……。
【付録ゲーム】
『三国戦記 Records of Three Kingdoms 190-280』
(ゲームデザイン:アンジェラル・ペン(彭柏壹))
『三国戦記』は台湾のゲーム付き雑誌「戦棋」に掲載されたゲームで、日本でも人気のある三国志をテーマにした作品です。ゲームシステムは中嶋真氏がデザイン・インした『太平記』のシステムをベースにして三国志の世界を再現しています。
物語の前半部分と後半部分を2つのシナリオで再現できると共に、発表後に追加されたボーナスシナリオ2本を日本語版では追加。董卓と反董卓連合の戦い(2~4人でプレイ可能)から魏が滅亡し普が建国するまでの時期を扱った合計4本のシナリオを収録しています。
本誌では『三国戦記』のベースとなった『太平記』システムについて掘り下げ、『太平記』が完成に導かれるために参考となったゲームの紹介記事を掲載しています。従来のコマンドマガジンとは少し異なる視点と切り口で作品にアプローチする特集号です。
ゲームスケール
-
エリア方式
-
1ユニット=兵10000人
-
プレイヤー数=2~4人
-
プレイ時間=180分程度
内容物(雑誌除く、付録分)
-
駒216個 (15mm角)
-
マップ1枚 (A1判1枚)
-
ルールブック1冊(24頁)
ゲーム情報
-
ルール難度:普通
-
ソリテア性:普通
CONTENTS
本誌68ページ(フルカラー)
■特集
- ●チュートリアルプレイ:中原の覇者
- ●太平記システムの遺伝子たち
- ●砂の惑星をめぐる謀略闘争(藤浪智之)
- ●2時間で描く"皇帝ナポレオンの栄華から百日天下まで" (倉元栄一)
- ●懐かしのマルチゲーム(宮永忠将)
- ●異国生まれのサムライ(中南清英)
- ●草莽蹶起(そうもうけっき)(山内克介)
- ●細部に渡り考え抜かれた名作(じんぼただとし)
■NEXT ISSUE
- 次号予告 耳川の戦い
■READ & PLAY
- ●これぞ欧州三国戦記(山内克介)
- ●TANK DUEL(諸岡幸治)
■SCENARIO
■INTERVIEW
■WAR HISTORIES
■COLUMNS
- ●復活! 男泣き戦争映画塾(山内克介)
- ●ユニットよもやま物語(生駒望人)
- ●ゲームから本へ、本からゲームへ(桂令夫)
- ●野獣げぇまぁ拡大版(徳岡正肇)
- ●あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界(生江秀一)
- ●ガチャを回すな! ゲームを買え!(諸岡幸治)
- ●新兵★通信
■NEW COMERS
