1941年9月、キエフを攻略した南方軍集団は、南部戦区でロストフへの進撃とクリミア攻略を開始した。だが総司令官ルントシュテットが危惧したとおり、セバストポリ要塞はなかなか落ちず、予想より早い冬の到来が枢軸軍の進撃を阻みはじめた。はたして枢軸軍は、ウクライナを手中にできるのだろうか?
第一付録
『ルントシュテットの戦い』(砂漠のキタキツネ)
『ルントシュテットの戦い』は、1941年9月から翌年にかけてのアゾフ海周辺における枢軸軍とソ連軍との戦いがテーマです。セバストポリか、ロストフか? 攻防両方に適切な戦力配分が求められるゲームで、デッキ構築要素を持つカード・ドリブン・システムによって先を見越した作戦的選択肢の拡大が重要になっています。

第二付録
『オデッサ攻防戦』(砂漠のキタキツネ)
第2付録の『オデッサ攻防戦』は、『ルントシュテットの戦い』と同時期のオデッサ戦の作戦級ゲームで、手軽に遊べるミニゲームです。
本作は絶版となったコマンドマガジン第50号に収録されたゲームで、当時綴じ込みモノクロだったマップをカラーにしてリファインし、ルールは明確化や変更を施したアップデート版となっています。

COMPONENT
◇ 本誌 72ページ(うちルール8ページ) |
◇ ルールブック(『ルントシュテットの戦い』) 1冊(8ページ) |
◇ マップ(『ルントシュテットの戦い』)/B3判 1枚 |
◇ マップ(『オデッサ攻防戦』)/A3判 1枚 |
◇ カウンターシート 1枚(15mm角) |
◇ カード 3シート(30枚、カードサイズ45mm x 68mm) |
※『オデッサ攻防戦』ルール(8ページ)は本誌とじ込み
※カウンター・シートには東部戦線ヴァリアント『ノモンハン事件』(108号)用のユニットも収録されています。

CONTENTS
■特集:ルントシュテットと東部戦線
●カバー・ストーリー:運命の逆転 ──東部戦線のフォン・ルントシュテット (大木 毅)
●デザイナーズ・ノート:マンシュタイン戦記からルントシュテットの戦いへ (砂漠のキタキツネ)
●リプレイ:いちねんせいの東部戦線 (浅田匠子)
●歴史記事:第二次クリミア戦争(翻訳記事)
■SPOT
●Game Review:『Soldiers of the Rising Sun』 (野上靖)
●BOXGAME WATCH:『Clash of Monarchs』 (山内克介)
■REGULARS & IRREGULARS
●WarGame Magazine News
○『グリーン・ヘル:ビルマ 1942-1945』(World at War 第28号)
○『Anzio:Operation Shingle』(Paper Wars 第77号)
○『BLOOD ON THE ALMA』(Line of Fire 第13号)
●復活! 男泣き戦争映画塾 (山内克介)
●ユニットよもやま物語 (生駒望人)
●ゲームから本へ、本からゲームへ (桂令夫)
●魁! コマンド士官学校 (大久保城治)
●メーカー名略号/兵科記号
●日本の戦歴2 (堀場 亙)
●地中海戦史 (八木田和男)
●野獣げぇまぁ拡大版 (徳岡正肇)
●ウォーゲーム日本史出張所 (じんぼただとし/篠原知子)
●空想科学盤上遊戯の世界 (いしだたかし)
●ゲーム通信 (BOARDWALK/斉藤洋一)
●ゲーム・ルールQ&A
●New Comers & Pick Up

