【付録ゲーム】
1940: What If?(タイ・ボンバ)
「ファニー・ウォー」と呼ばれたポーランド戦が終わり、スターリンとの取引でリトアニアを手に入れたヒトラーは、密かに装甲軍団を進出させ、1年早いソ連侵攻を開始した──。
付録ゲーム『1940: What If?』は、World at War誌 12号(DG)の付録で、1940年に、ヒトラーがフランスではなくソ連に攻め込んでいたら? という設定の仮想戦ゲームです。
マップは東西に分かれていて、ドイツは後背からの英仏の攻撃に気を配りつつ、東部で攻勢を行います。ルール工業地域が支配されるか、モスクワが陥落するとサドンデスで勝敗が決まります。
設定は、単に一年早く攻撃を始めただけではなく、事前の外交でドイツがリトアニアを手に入れているため、史実よりもモスクワの近くから攻め込めますが、代わりにスターリンラインがドイツ軍の前に立ちはだかります。
シークエンスは東部ドイツ軍のみ移動と戦闘の順序を選ぶことができ、戦闘もドイツ軍と一部イギリス軍だけ、通常攻撃の他に突破可能な機動突撃が許されていて、当時の各軍の特徴を表現しています。
再編途中のソ連軍にドイツ軍が襲いかかったらどうなるのか? モスクワは落ちるのか? ソ連は崩壊し、ドイツがヨーロッパを席捲できるのか? そのときイギリスとフランスはどう動くのか? これらの疑問に本作は答えてくれます。
誌面では、付録ゲームのヒストリカルノートとリプレイの他、1930年代末に実際にドイツで模索されていた早期ソ連侵攻作戦についての歴史記事を掲載。また、『ラインラント・ウォー』『第三帝国の興亡』など、欧州大戦テーマ戦略級ゲームの仮想設定を取り上げ、ゲームと歴史の可能性を追求しています。

DOWNLOAD

COMPONENT
◇ 本誌/80ページ(フルカラー16ページ) | ◇ ルールブック/1冊(16ページ) |
◇ マップ/A1(フルサイズ) 1枚 | ◇ カウンターシート/1枚(15mm) |

CONTENTS
■特集:1940年のバルバロッサ
●カバーストーリー:1940-42, What If?:もし、ドイツ軍が1940年にソ連に攻め込んでいたら? (ty Bomba)
●付録ゲームリプレイ:モスクワまで何マイル? (高原武志) ※リンク先はPDF(サイズ:3.0MB)です。
●歴史関連記事:1939年の対ソ戦? ドイツのソ連侵攻作戦に関する新説 (大木 毅)
●関連ゲーム記事:1939年開戦でいいんですか? (高原武志)
■リプレイ
●野越え山越え、ソリティア独ソ戦 (山内克介)
●A Week in Hell (鈴木拓也)
■ゲームレビュー
●Case Yellow,1940、或いは滅びのカタルシス (松谷健三)
●第二次ハリコフ戦をダイナミックなシステムで再現 (井上 卓)
●ガレー船最後の大海戦 (高原武志)
■コラム
●ドクトリン入門 (田村尚也)
■連載&不定期連載
●New Comer
●復活! 男泣き戦争映画塾 (山内克介)
●ユニットよもやま物語 (生駒望人)
●ゲームから本へ、本からゲームへ (桂令夫)
●魁! コマンド士官学校 (大久保城治)
●地中海戦史 (八木田和男)
●日本の戦歴2 (堀場 亙)
●野獣げぇまぁ拡大版 (徳岡正肇)
●ゲーム通信(BOARDWALK) (斉藤洋一)
●ゲーム・ルールQ&A
●『第三帝国の興亡』選択ルール ※リンク先はPDF(サイズ:1.5MB)です。
●To the Cold War Age Beyond:冷戦のむこうに (篠原史也)
●ウォーゲーム日本史出張所 (中嶋 真/篠原知子)
●空想科学盤上遊戯の世界 (いしだ たかし)
●ええゲーム発掘隊 (じんぼ ただとし)